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タカラヅカ

NHKスペシャル「タカラヅカ 憧れと伝説の90年」をビデオで鑑賞。音楽学校卒業生が初舞台でラインダンスを披露するまでを追いながら、90年の歴史を振り返る番組でした。
あの扇元大臣も「宝塚時代と、梨園の妻と、大臣とどれが大変かといえばそりゃもう宝塚」と即答していたほどの厳しさを番組からも感じました。劇団員の先輩はみんな茶髪だけど卒業生たちは染めることはゆるされず、メイクも最小限。でもみんなお肌がきれい~。汗がうつくしい~。それと、あの音楽学校の制服!わたくしの母校の制服によく似ているので、見るたびなつかしくなってしまう。10年ぐらい前に、世の制服改造流行りの波にのまれてジュンアシダかなんかのデザインのに変わってしまって、いまはもうありません(涙
一度だけ宝塚大劇場に母と見に行ったことがありますが、まったく知識がないわたくしでもかなり楽しめました。驚いたのは舞台の上でのヒエラルキーの厳密さで、どんなシーンでもトップはトップとしてあからさまなぐらいわかりやすい衣装(一番スパンコール面積が広い)で、一番えらそうな態度で(当然なんですが)、脇役は脇役っぽさがまた際立っていて、それゆえ生まれる一体感で独特の世界を展開していること。普通の舞台劇とは全然違う、トップがこの舞台の屋台骨をがしっとささえている感がありました。それゆえのトップの孤高について語るシーンも番組にはあって、いま一番日本に欠けているものはこのエリート(トップ)の責任感と孤高であるなあと思った次第。
お弁当もおいしかったし、また見に行きたいです。

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