12月の「大人買い」エントリで触れた「茂木大輔の生で聴く"のだめカンタービレ"の音楽会」行ってきました。
曲目は以下
ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調作品55「英雄」より第1楽章
Sオケ演奏。千秋が初めて指揮した。
モーツァルト: オーボエ協奏曲ハ長調K.314より第1楽章
R☆Sオケ初演、黒木くんハートブレイク。
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番ハ短調作品13「悲愴」より第2楽章
のだめと千秋の出会いのきっかけ。
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調作品18より第1楽章
シュトレーゼマン指揮、千秋ピアノで共演。
(休憩20分)
ラヴェル: 亡き王女のためのパヴァーヌ
プラティニ指揮者コンクールで千秋指揮。
ガーシュイン: 「ラプソディ・イン・ブルー」(抜粋)
のだめマングース登場の学園祭
ブラームス: 交響曲第1番ハ短調作品68より第4楽章
R☆Sオケ初演の最後。ブラボーの嵐。
曲の間、背景にプロジェクタでマンガのそのシーンを効果的に流していく手法を取り入れていて、たとえばベートーヴェンのときの峰くんたちヴァイオリンが、楽器をたててシンクロみたいに演奏するところはここだ、というきっかけもちゃんとわかるようになっていました。場内拍手と爆笑。途中、ピアノがでてくるときは前列がフタで見えないということで、天井に別途投影する細やかな気配りもあり。これは、主催者のかすがい市民文化財団の人が手作りでつくったそうです。
指揮者兼解説の茂木さんのおしゃべりで客席は大ウケ。オーボエの池田さんは、燕尾服にまとめ髪で、黒木くんコスプレがんばってました。サプライズゲストで、作者二ノ宮さんの音楽監修協力している作曲家大澤徹訓さんも裏話などを披露、音楽関係者にとって「のだめ」はすごくきちんとした取材に基づいて描かれた、愛すべきマンガなのだなぁと門外漢のわたくしにもよく伝わりました。
全部の曲が良かったのですが、特にブラームスは、募集された「のだめ」熱烈読者のアマチュア演奏家約30人ほどを加えて、プロアマ混成チームで80人ぐらい?で演奏していて、音に迫力と厚みがあってすばらしかったです。舞台上大混雑でした。その後、アンコールでは茂木さんがこの先パリでののだめと千秋にぜひ演奏してもらいたい曲、としてラヴェルのピアノ協奏曲を紹介してオーボエのソロパートとともに演奏しました。しっとりとしたパリの情景が浮かぶような、そんな静かで素敵な曲でした。その後は、えーっと曲名はわからないんだけどすごくよく聞くにぎやかな曲(←オッフェンバック「天国と地獄」でした!)で盛り上げてしめくくり、2時間40分ほどのコンサートは終了しました。
同じ趣旨のコンサートをうちの街でもやりたい!という依頼がものすごくたくさん来ているそうなので、これからどんどん波及していくようですよ。とりあえず、全国初!を見れてよかったです。チケット譲っていただいてありがとうございました!
最近のコメント