ちょっといい話。
あ、小泉さんが嫌いな方は読まずにスルーしてください(笑。
引用ここから
「梅咲けどひとりかな」 首相、梅の使節に一茶の句披露
http://www.asahi.com/politics/update/0210/005.html
小泉首相は10日、首相官邸で、ご神木「飛梅」で有名な太宰府天満宮(福岡県太宰府市)の「梅の使節」一行と面談した。満開になった樹齢約20年の梅の鉢植えを見た首相は「きれいだ。かおりも良い」と喜び、「梅さけど 鴬(うぐいす)啼(な)けど ひとり哉(かな)」と、小林一茶の俳句を引いた。
首相は一行に「一茶ですよ。私が作ったわけじゃない。心境っていうか気持ち分かるなあ」と語った。折しも、意欲を燃やしてきた皇室典範の改正に見通しが立たなくなった。訪れた天満宮の西高辻信良宮司は「最高責任者は孤独なのかなと思いました」。
一方、昨年秋まで官房長官を務めた自民党の細田博之国会対策委員長はこれを聞き、松尾芭蕉の弟子服部嵐雪の句「梅一輪 一輪ほどの 暖かさ」という句を記者団に紹介。「冬とはいえ、花の色を見ていると暖かさが感じられる」の意味で「首相には国民という味方がたくさんついている」と励ました。
引用ここまで。太字は当方。
いやー、こうやって俳句がすらすら出てくるやりとりって素敵ですね。細田さんは官房長官だったころは「昼行灯」「クールビズが似合わない」だなんだとこきおろされていましたが、ほんわかしたところが好きでしたよ。その前の福田さんの存在感と毒舌(参照→福田語録)がすごかったから比較されると気の毒なのだけど。どちらも最近メディアではあんまりとりあげられなくてちょっとさびしいわたくしでした。
ところで、字で人を判断するのはばかばかしいという向きもありますが、やはり一国の代表としては習字のひとつもできないといかんなと。小泉さんは達筆というか迫力のある手蹟で、京都の新迎賓館に「坐春風之中」のお軸が飾ってあるとか。いわゆるポスト小泉という人たちの中では、麻生たろさ外相と安倍官房長官がお上手だということがわかっています。麻生さんは総務相時代、時間のあるかぎりマイ毛筆セットで各種認可状の署名をしていたと「あっ、そうだろう!」コーナーにあるのを見つけて、ますますファンになっております。
政治家ウォッチ、結構楽しいです。
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