« ここんとこ涼しいですが | トップページ | 解体セール »

映画『時をかける少女』

久々に名古屋駅南西のゴールド劇場へ行ってみた。というか、このへんだとここでしか観られない(涙。
ストーリーは筒井康隆の原作とはぜーんぜん違っていて、あれから20年程経った設定で、場所も尾道じゃなくてたぶん東京。かつてのヒロイン和子は今回のヒロイン真琴の叔母さんとして登場します。学校と、家とその通学路近辺しか出てこない、高校生の日常の中の非日常な事件を描いていくのだけど、とにかく真琴が元気!ばかばかしいことにタイムリープを使っちゃうんだけど、周囲の人の幸せのために必死になってつじつまをあわせようとしていく姿にどんどん感情移入できてしまう。この瑞々しい若さやひたむきさ、こんなときがあったのよねぇ、と同級生が隣にいたらつぶやいてしまいそうな、王道青春映画でした。もっといろんなところで観られるようになってほしいわ。
キャラクターが「エヴァンゲリオン」の貞本さん作画でシンプルなラインの反面、背景が写真のように緻密に描かれたリアリティあふれるものだったので、最初は違和感があった。ロングショットが多くて絵が雑にみえてしまいがち。それから主にピアノなんだけど、音楽がすごくよかった。放課後の楽しいような、さびしいような、夕陽の差し込む教室の風情を際立たせていました。多分有名なクラシック音楽なんだろうけど(汗。エンディングの歌も良かった。30-40人ほど入っていた観客の誰一人として途中退場ナシでした。シネコンだとざーざー帰っていくけど、さすがゴールドの客!と変なところに感心。
最近シネコンばっかりだったので、開演ベルとともに、スクリーンの前のカーテンがするすると左右に開いていくのを見て、とてもなつかしかった。木曜レディースディで1000円、提携駐車場(自走式で屋根アリ)が割引で20分50円。駅から遠いもんだからいままであんまりこなかったけど、車のほうが便利かも。ガソリン代がなー(涙。
次は伏見ミリオン座で『笑う大天使(ミカエル)』だ!(←音が出るので注意)
連載読んでた川原教授ファンとしては観ねばならぬ。

|

« ここんとこ涼しいですが | トップページ | 解体セール »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

ゴールド・シルバー、懐かしいw
って、そっちに居るときは行ったこと無いんだけどねw
最近ミニシアター系の映画が好きなので
『時をかける少女』もちっと気になってました(^-^)

『笑う大天使』たしか主題歌『猫の恩返し』の主題歌を歌ってる人なんだよね。
あの人の声好きw

投稿: うららか@北国 | 2006/08/03 21:36

>>うららか@北国さま

いっぺん行くと、入口でくれるチラシを読んでまた行きたくなるんだよね。ゴールド・シルバーは昔は1階がパチ屋だったけど漫画喫茶に改装されてて、そこは女性は最初の1時間105円だった。映画がはじまるまでの時間つぶしにもってこい(笑。
へー、このアーティストの名前は初めて知ったよ。チェックしときます。

投稿: earth | 2006/08/04 23:38

うちには川原教授の本が残ってないので、久々に読みたくなりました。
もう、めっちゃ読みたい!
映画も気になるけど、その前に川原ワールドにもう一度どっぷりいきたいです。
マンガ喫茶に行きたいけど、夏休み中は…うぅ…。

松坂屋の解体セール!
次回は…と思ってたけど、もうそんな時期でしたか。
いいなー、行きたいなー。
でも、子連れで行くには大変そうだなぁ…。

投稿: i-boshi | 2006/08/05 01:23

>>i-boshiさま

うちには「笑う大天使」「空の食欲魔人」「カレーの王子様」「甲子園の空に笑え!」「メイプル戦記」「中国の壺」「美貌の果実」などがありますよ。最近のは追いかけてないんですけどね。捨てなくてよかった。全集がほしい~。
解体セール、名古屋でやるのは松坂屋だけなんだそうな。だから余計に人が集中するのかも。また次回に期待、ですね。

投稿: earth | 2006/08/06 00:20

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 映画『時をかける少女』:

» 「時をかける少女」躍動感あるストーリーで見ていて楽しい [soramove]
「時をかける少女」★★★☆オススメ 細田守 監督、2006年 実写版のストーリーを念頭に見はじめたので、 途中で混乱した。 話を現代に置き換えただけでなく ストーリーはほぼ別物だった。 主人公の溌剌とした感じや、 高校の頃の貴重なムダ使いの毎日が ...... [続きを読む]

受信: 2006/08/05 12:33

« ここんとこ涼しいですが | トップページ | 解体セール »