2006年版「犬神家の一族」
試写会の券をもらったので、一足先に見てきました!
あの大野雄二作のテーマ曲が流れると、なつかしさに涙が。でも途中から「炎のたからもの」になってしまいそうなのよね。今日気がついたわ。
前作が偉大すぎて比べるのがアレなんですが、これはこれで良かったです。旧作との共通点や違いをさがしまくりたい気持ちになりました(笑。どっちが好みかといわれればやはり旧作かな。
最近1976年版のほうを見ていないのであやふやだけど、金田一が関係者を集めて謎解きをするシーンがもっと長くて、回想シーンで説明をしていくパターンだったようにおもったのだが、今回はそれを実際の時間軸のなかでふつうに演じているところが多くて、かなり勝手が違うなと思った。たとえば昔は香琴(岸田今日子が演じてた琴のおっしょさん)は回想シーンでしかでてこなかったように記憶してるんだが、今回はお稽古のシーンまであったし。ま、すでにストーリー知っている観客が多いからこういう手法なのかも。それから犬神家の紋があちこちにでてくるのだけど、前にもでてきてたっけ?あれは今風イラストレーターが描いたような「絵」であって「紋」というには違和感があって、画面から浮いて見えた。
役者は松嶋奈々子が予想外に良かった。島田陽子よりも遥かに役にはまっていた。実は珠世役には老けすぎでは?と内心おもっていたのであった。石坂浩二は声はかわらないんだけど、やはり30年の月日は厳しい...。そして、一番困ったのは萬田久子。彼女がすっとんきょうな声をだすたび、「スーザン@デスパレートな妻たち」モードになってしまって。
帰りにTSUTAYA寄ってDVDを借りようとしたら、レンタル中で残念。比べて見たくなること請け合いです。
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コメント
「犬神家」もう観たの〜!?とてもうらやましす。
うちには今日DVD-BOXが届いたでやんすよ。
なので、映画を観たらすぐにオリジナルと見比べることができますわん。
earthさんのレポを読んで、さらに映画を観るのが楽しみになっちゃった♪
投稿: るん太 | 2006/12/08 22:05
>>るん太っち
うほほ、るん太っちは絶対喰い付いてくるとおもったナリよ。今すごく旧作や昔のシリーズをみたいよ。スカパー!とかで特集やってないかなぁ。
映画見てる最中に、松子と佐清は実際親子だったんだってことに気がついて(笑、やっぱり目元とか似てるなぁって妙なことに感心したり。あと、中村敦夫の老けっぷりに涙した。歯並びが自前なんだろうけど老人そのもので。「中村敦夫の地球発22時」とか大好きだったな。またるん太家の感想もきかせてくりー。
投稿: earth | 2006/12/09 00:34