田村まつり
滋賀県甲賀市は土山の田村神社へ、厄除けにいってきました。
ここは征夷大将軍坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ、歴史で習ったなぁ(遠い目))を祀ってある由緒正しい神社です。田村麿がその昔、鈴鹿峠に棲む鬼を弓矢で退治したという故事にちなみ、厄除祭というのが2月17・18・19日に毎年行われています。茶道のお師匠さんが関町出身で、うちの相方が前厄だという話をしたら教えてくれました。
国道1号を西にひたすら走ると、「道の駅あいの土山」の道を挟んで反対側にあります。三重方面からは車は道の駅に置いて陸橋を渡っていきます。細い参道には、びっしりと屋台が並んでいまして、それがまた三重ではみないタイプの物がいっぱい売っていて心惹かれるがまずは厄除けを(笑。受付をすませて待合所にはいると、、、ってもうい入りきらない人数がびっしり(汗。軽く100人はいた。そして、御祓いが終わって拝殿の障子が開いたと思ったら数百人の人がどどっとでてきます。こんなにたくさんの人がはいってたのか!とおもいきや、自分達の番になったら同じくぎっしりと足の踏み立て場もないほどの混雑ぶりそして熱気。これはすごい。だいたい250~300人ぐらいいたとおもう。で、神主さんがお出ましになって、全部の人の名前と、家族の住所を一軒一軒読み上げていく。これがまたえらいこと時間がかかって、どうにもこうにも正座の足が死にました。一連の儀式が終わると、お下がりの引換券を提出して、破魔矢その他をいただく。田村麻呂が矢で鬼を封じた伝説にちなむそうです。
その後本殿にお参り(本当は順序が逆なような気がするが過ぎたことは気にしない)に。行く手にある御手洗川を渡る際、年の数だけ入った袋入りの豆を投げる。
橋の下にはこんな場所が。袋に住所と名前を書くのを忘れたのを、写真を見て気づく(汗。神道では必ず住所と名前を書くのね。基督教では洗礼名は言っても住所って教会では言わないような。全能の神だからかな。日本の神様には住所必須なのかと想像すると、なんか笑える。
おまつりのために増設されているであろう本殿の参拝所。こちらも15分ぐらい並ぶほどの行列でした。その後、参道の屋台をくまなくチェック。大判焼屋さんがすごく多いが、行列してるのは1軒だけなのは謎だった。あと岩納豆とか、佃煮とか、七味類、厄除け飴など、ちょっと変わった品が売られてて、ラインナップの違いは地域差か。それと、自分ちのあたりのお祭が基本的に夏だから、冬の屋台はまた売るものが違うのかもしれません。
その後、道の駅の裏手が旧東海道ということで、車の中でいいこでお留守番していたうららかを連れ出してしばし歴史散歩。
旧街道は整備されていて、昔の屋号を書いたプレートが各家に掲げられていました。うららかは小学生に大人気で、犬大好きな子供が多いというか、扱いがわかってるかんじでした。この辺の子はまず寄ってこないもの。うららかもうれしそうでした。
その後お昼を食べに関までもどって、宇治にいったときの帰りに寄った「初音」でうなぎを食す。待ってる間に激しい雨が降ってきて、混雑を避けるために(そしてETC割引のために)朝早くいったのだけど、ラッキーでした。
厄除祭は田村神社で最大のお祭であるため、一日目の午前中でも相当の混雑でした。これが翌日日曜で、しかも本祭の日はもっとすごいことになっていたことでしょう。あの桁違いの厄除け祓いの人数には圧倒されると同時に、信心篤い善男善女がこれだけやってくるという田村さんのご威光には感心させられましたよ。参拝客は圧倒的に滋賀方面からで、道も田村さん渋滞でしたが三重県方面はそうでもなかったです。来年もぜひ行きたいとおもいます。
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コメント
田村神社のお土産は楽しいらしいですね。
友人のお母さんが田村神社が好きらしくて、行くとお饅頭とかを買ってくるらしいです。このお祭りも行ったのかしら。
ワタクシはまだ行った事ないです~。
そういや次男の七五三で椿さんの祈祷に行ったんですけど、祝詞の時に住所を詠み違えてました。あれって、住所が違っても神様は守ってくれるんでしょーか。
投稿: i-boshi | 2007/03/02 01:06
>>i-boshiさま
そう、楽しいですよ~。道の駅でも名産品売ってるし、農協婦人会みたいなテントもあって、漬物やこんにゃく、みそとかもありましたよ。ただ、山の中だけあって車降りた瞬間から寒くて、鎮守の森はもっと寒かったです。国道一号沿いなので、前を通ったことはあっても神社に足を踏み入れたのははじめてて、いろんなカルチャーの違いを感じて楽しかったですよ。
住所や名前にふりがなをふっておいても、読み間違えられちゃあねぇ。でも、大丈夫!祈祷申し込み用紙を神前に捧げてるから、それを神様があとで見てくれるハズ、きっと(笑。
投稿: earth | 2007/03/02 01:36