鹿児島紀行その1
鹿児島はいいところだ!(断言)
風景よし、食べ物よし、のんびりしててすごく気に入りました。2泊3日の旅をつらつらとご紹介。
2月14日、早朝にもかかわらずANA窓口大混雑で、あやうく飛行機に乗り遅れそうになりながらもなんとか鹿児島空港に到着し、ジャパレンでレンタカーを借りて、一路知覧へ。途中、錦江湾展望台で
石焼安納いもを食べる。中身がオレンジ色で、かぼちゃみたいに甘くておいしい。焼酎にも使われるのです。
知覧武家屋敷群。地味な観光名所です。
7つある昔の侍屋敷のお庭を見学できます。どこも植木を丹精していて、梅がきれいに咲いていました。山や竹薮を借景している庭の造りを、昔の人もこの縁台に腰掛けて楽しんだのだろうなぁ、などとひとりごち。余計な音もしない、静かなところです。
出入り口にこんな壁をつくっている家がありました。ヨソの団体ガイドさんの話を盗み聞きしたところによると、これは悪霊が家に入り込まないようにするためだそうです。悪霊はまっすぐにしか進めないから、家に入れないとか。石垣島にもT字路に魔除けの石をはめ込んでたりしてたのを思い出しました。キョンシー(懐)もまっすぐしか進めないし、中華思想の影響かしら。
お茶のサービスをしていたので、一杯いただくとこれがめちゃめちゃおいしい!鹿児島は静岡についで2位のお茶生産地(3位は地元三重)なんで当たり前といえば当たり前ですが、濃厚で風味の強い独特の味です。つい買ってしまう。
生垣はみなツツジで、春になるととっても綺麗らしい。
武家屋敷群を抜けて、ちらん人形博物館の向かいにある「和 なごみ」へ。
古民家を改装した食事処。ランチをいただきました。
これにコーヒーとチョコケーキのデザートがつきます。すごくおいしかった~。それと、急須でだされるお茶がこれまたうまい!いいとこだ!このお店は某掲示板でおすすめされていたのでした。メモっておいてよかった。
お次は「知覧特攻平和会館」。特攻隊として太平洋に散った若き英霊の遺書や日記、持ち物などを大量に展示しています。また、特攻隊世代のご老人のお話を聞くことができます。この方たちの話は、もう涙なしには聞けません。遺書も、細かに読むと泣けて泣けてしょうがないです。自分が二十歳そこそこのころ、こんな覚悟でこの手紙を書けたかなぁ、などと詮無いことを考えたり。この場所にわざわざ来て、「特攻隊のせいで戦争が長引いた、迷惑なだけだった。」などという言葉を投げつける、あきれた人もいるそうです(怒)。
語り部の方たちの時間も残りはそう多くありません。お元気なうちに直接話を聞けてよかったです。
武家屋敷群の近くにあった、富屋旅館。映画「俺は、君のためにこそ死ににいく」の舞台となった、特攻隊員の母と呼ばれた人の旅館です。あちこちにポスターが貼ってありました。お昼を食べた「和」にも、窪塚洋介と徳重豊の来店写真が飾られていました。
そしておまけ。
いい書体だわ~。立派な政治家は書も書けんといかんわ。
(つづく)
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