「花咲ける青少年」

樹なつみ作、LaLa連載の名作です(断言)。
来月からこの作品を原作としたアニメがNHKBS2で始まるのです!
(公式サイトはこちら
花鹿の美少女度は上がっているようですが、動画でどうなるかは微妙ですね。清水玲子の「秘密」はセル絵がすでにアレだったんで、動画を見ようという気も起こらなかった...。一年続き物なので、かなりじっくり話が進みそうです。楽しみ〜。
というわけで、新たに作者が加筆チェック、連載当時の扉絵とカラー全部つき、そしてそしてその昔、すごい倍率で当選した人だけが手にしたという樹さん発行の同人誌に載った、花咲けメンバーのおまけ漫画つきの「アニメ化記念愛蔵版全6巻」を大人買いしてみました。アマゾンぽちっとな。

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このころは絵が美しいね〜。え?もちろんコミックも全巻初版で持っていますとも。しかし現在、ケース保存していたコミックの山のうち、樹作品の入ったボックスだけ行方不明なのであります。「花咲ける」全巻、「朱鷺色トライアングル」全巻、「パッションパレード」最終巻以外全部。「マルチェロ」も数巻あったとおもう。実家のどこかにあるはずなんだけど、探し出せないのであった。ま、おまけ漫画があるからそれ目当てってのもあります。あと、隔月刊の「メロディ」の8月号(6月27発売)に「花咲け」メンバーその後の書き下ろしが載ります。どんだけ顔違うのかが怖いがw楽しみです。

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「まんが甲子園」

って知ってました?正式名称は「全国高等学校漫画選手権大会」だそうです。8月4-5日に高知県で行われたのですが、麻生外務大臣が書面で挨拶を贈ったそうな。その文に、漫画に対する深い愛を感じましたのでご紹介を。外務省のHPにも載ってます。

第16回 まんが甲子園
麻生大臣挨拶

全国高等学校漫画選手権大会に参加する選手諸君。
外務大臣麻生太郎が、まんが甲子園の諸君にこうしてあいさつを言える。
数十年漫画を読み込んで来た者として、こんなにうれしいことはありません。
勝ち上がってきた諸君、暑い夏は、君たちのために準備されていたようなものだ。
白球を追うばかりが甲子園ではありません。指先が痛くなるまでペンを握りしめ、白々と夜が明けるまで机にかじりつくのだって、君たちの青春、勝負だろうと思います。

日本人くらい、マンガの文法を自然に身につけている国民はおりません。
このコマは、どうしてこの大きさなのか。なぜここは、背景が真っ黒でないといけなのか。
君たちには、その理論が知らないうち身についている。なぜ身についたか。

君たちの前に、偉大な先人の独創があった。
その前には紙芝居という、これも日本の発明がありました。
伝統はえんえんとさかのぼり、かの「鳥獣戯画」までいくのであります。
その伝統の最先端に、君たちがいま、栄冠かけて競い合おうとしている。

マンガは友情を描きます。人生をたった一コマに詰め込み、人の世の、喜び苦しみを描く。
CGには絶対つくれない夢の世界を、二次元世界に定着できる。
それをすべて、君たちのペンが成し遂げられるのです。

このことに、世界はやっと気がつきました。世界中でいま、猛烈な学習を始めています。
外務大臣としてこのあいだ、国際漫画賞というのを出しました。
香港の漫画家が第一回の受賞者になって、マレーシア、香港、オーストラリアの作家には奨励賞を出しました。
彼らの作品を見ると、日本の漫画家の誰から影響を受けたかすぐわかります。
ドイツからブラジルまで、応募作品どれ一つを見ても、日本の影響が色濃く出ていた。

漫画はいま、世界の人々が夢を紡ぎ、愛を語り、怒りをぶつけるメディアになったのです。
そしてその誕生の地、日本の、最も熾烈な戦いの場に今君たちは出動しようとしている。
君たちのような存在が、世界中の若者からどれほど羨望のまなざしで見られているか。
ぜひそれを知っていてほしい。最高峰のフィールドに、君たちは立っている。
まんが甲子園の選手諸君。ストーリーをとことん練れ。線に目一杯命を賭けろ。
君たちの作品を、雑誌で読める日を待っています。

外務大臣 麻生太郎

なぜ外務大臣が?とお思いでしょうが、麻生さんは自他ともに認める漫画好き。いまも老眼鏡をかけながら青年誌少年誌のほとんどを読破しているのです。若者に迎合するための漫画好き程度では、この文章は書けないでしょう。なんだか高校生の子たちがうらやましいです。

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わー、かもせー

「もやしもん4特装版」やっとキター!

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先月22日発売の代物が6日に届くって(涙。
セブンアンドワイで店舗受け取りにしたら、こんなに時間かかってしまった。送料無料ゾーンだったから、自宅受け取りにしときゃよかったよ。本の中身についてはもう漫喫で読破済み(笑。独特ワールド展開でやっぱり面白い。

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菌フィギュアたち。ああ、なんてかわいいの。使えなくて困るじゃないか。オリゼーのツノが折れたら、と思うと夜も眠れない。なので、このまましばらくはケースに入れたまま眺めてニヤニヤすることにする。うふふーうふふー。

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年末年始の漫画

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「大奥」第二巻発売中でーす。
吉宗並のするどい眼光で宣伝中のうららかでした。

今回は吉宗はでてこず、家光時代の過去の話となりますが、これが痛い痛い...。秘密を守るために次から次へと人が殺されていくわけです。コミックスのつづきは28日発売のメロディ本誌で読めるので、しっかり買う予定。ただ、おおよそ史実に沿って話が進むとなると、お万の方の侍女だったお玉が綱吉を産むわけで、玉栄(お玉)のキャラクタから想像するに、すっごくドス黒い話になりそうな予感。でも読むけど(笑。
昨日「もやしもん」4巻特装版をセブンアンドワイでやっと予約、あとは来月23日の「舞姫テレプシコーラ」10巻待ち。なんと10巻目にして「第一部 完」!山岸先生には、この物語の最後まで描ききるまで、健康でいてほしいと切に願うわ。
漫画生活はとめどなくつづく~。

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大人買い

してしまった...。

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土曜日、知人から「『"のだめカンタービレ"の音楽会』というコンサートのチケットをとったのだけれど、用事でどうしてもいけなくなってしまった。興味ない?」と電話がありました。今年は「クラシックベスト100」CD5枚組でにわかクラシックブームだし、と引き受けることに。
そしたらばまあ、原作を読み込まなきゃいかんでしょーってことでアマゾンをぽちっとな、としたのが土曜の夜で、月曜の昼には到着した。恐るべしアマゾン。
マンガ喫茶ではじめて読んで、今はKISSを立ち読みして追っかけているぐらいだけど、10巻以上もまとめて買うきっかけがなかったので好都合(笑。ブックオフでは見掛けもしないし、ヤフオクは全然安くない。やっぱり自宅でじっくり読むとさらに深く面白いね。いま、元ブラスバンド部の相方が毎日3巻ずつ持って通勤の友にしております。というわけで我が家はもりあがっておりますので、チケット受け渡しよろしくです~>誰とはなく

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「大奥」

といってもドラマの「大奥」じゃなくて。

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「大奥」第一巻 よしなが ふみ

男女逆転した世界の大奥ものがたりでござんすよ。「将軍は女、大奥には美男三千人」このコピーだけでワクワクしてしまう(笑。「メロディ」で不定期連載しているのが、やっと1巻がでました。超!超おすすめです。この巻は、ビンボー旗本の子息・水野が大奥に出仕する話がメイン。オットコマエな八代将軍吉宗(もちろん女)がたまりませんわ。この話が面白いのは、時代考証がヘタなスーパー時代劇よりもきちんとしていること。「女が家の跡を継ぎ、男名前を名乗る世界」に疑念を持った吉宗が、「昔は将軍は男で、大奥には美女三千人がいた」という驚愕の事実(!)を暴いていくであろうこの続きがめちゃめちゃ気になる!「メロディ」今月号では三代家光と春日局の時代の話。「のだめカンタービレ」と同じぐらい注目しております。

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「エロイカ」ざんまい


「『エロイカより愛をこめて』の創りかた」 青池保子

新刊31巻と一緒にAmazonで予約していたのが昨日届きました。作者初のエッセイということで、青池保子ファン歴28年(うわ)のわたくしとしては待ってましたの一冊です。全部読んでしまうのがもったいないので、ちょこっとずつ読み進めている自分がちょっとイヤ(笑。
内容は、もちろん「エロイカ」や昔の作品の裏話もあるのですが、漫画家としての職人魂あふれる仕事への姿勢や、自分の体力の衰えやどこまで書き続けられるかどうかの不安、出版不況で往年の人気作家たちの苦しい立場や悩み、など率直に思うところを書き綴っています。ああ、なんと男前な。中でも、「二千枚の原稿用紙を使い切るまで」を読んで、いつかは青池作品を読めなくなる日がくるのだなあ、とブルーになってしまった。しかし、大御所と呼ばれる作家さんで、今でも現役できちんとコミックスだせる人のファンなのはある意味ラッキーなことかも。『エースをねらえ!』の人は教祖様になっちゃったし、『ガラスの仮面』の人もちょっと違う方向の活動が忙しくて新刊出るのに6年かかっている。とっくの昔に筆折っちゃった人もいるし、人生いろいろですな。
しかし、青池先生には「アルカサル-王城-」を完結するという大仕事があるのですよ!あれはスペインで歴史漫画として発行されてもおかしくない傑作です。二千枚が使い切れなかったら、なんて言ってる場合ではないですよ!

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「エロイカより愛をこめて」

ついにアマゾンでオトナ買いしてしまいました。21巻から30巻までの10冊。
小学生のころにハマって以来大好きな作品でしたが、19巻(88年)で一度終了。ベルリンの壁崩壊以後は登場人物たちの存在意義がなくなってしまって続けられなくなったんだな、とおもっていました。が、95年に復活し、コミック20巻を買ったのだけど、絵が変わってしまった上にあんまり面白くないな、とそれきりになっていたのです。
先日、うちにある分を読んだらやっぱり面白いので、続きが気になって手に入れましたが、これが休止以前とくらべて勝るとも劣らない出来。東西冷戦時代の「西側の陰謀だ」「いや東側の謀略だ」の2極対決姿勢から、現在の世界情勢を反映したテロあり、民族闘争ありの多方面の思惑が入り乱れたストーリーとなり、そこに伯爵や少佐、仔熊のミーシャ(これの元ネタ知ってるひとは絶対30代以上ですよね...)らの馴れ合ったり出し抜いたりが展開され、とても読み応えがあって面白かった!宅配便が到着した日曜はエロイカ的世界にどっぷりはまって幸せでした。
正直、みくびっててすまんかった、と彼らに謝りたい気分。実家にごっそりおいてある青池作品を発掘しにいこう、とココロに誓ったのでした。

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「舞姫 テレプシコーラ」6巻

新聞の下段に広告が載っていたのですぐ本屋で直行。一番最後の話は「ダ・ヴィンチ」を立ち読みしたときに読んだ話で、「くー、ここで終わるのかあ!ここで!」ってところでした。当時はストーリーがよくわかってなかったのでなんともおもわなかったけど、続きが気になるー。千花はどうなるのだ!
6巻になっても千花が学校でイジメをうけているらしいとにおわせるだけで、それとわかるシーンはでてこないし、3巻のバレエ・コンクールで消えた空美のくの字もでてこない。まさかあれきりのエピソードとは思えないし、作者は全部で何巻でおわらせる気なのかな。10じゃ絶対無理そう。
今回も表紙が秀逸で、美しいバレエのポーズが見事に表現されている。丸ペン一本で描いたようなシンプルな線がまた美しさをより引き立たせていて、うっとり。「妖精王」「日出処の天子」をリアルタイムで読んでいた身としては、絵はどんどんスカスカに、脇役の顔は手抜きになっていくのに、全体のクオリティは落ちてない印象があるのはすごいことだ。このゾクゾクするよな美しく恐ろしい話の続きが気になってしょうがない昨今でした。

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懐かし漫画(那州雪絵)

先日漫画喫茶にいって、那州雪絵の「天使とダイヤモンド」と「ここはグリーン・ウッド」を読みました。ああ懐かし~。わたくしは女子高だったので、「グリーン・ウッド」の男子校を舞台にした話がすごく面白くて大好きでしたね。寮生活ものという点では氷室冴子の「クララ白書」「アグネス白書」(こちらは小説です)の女子寮生活も面白かったなあ。ひと癖もふた癖もある先輩や友人に翻弄されつつ成長する主人公と、親元をはなれた生活というのにすごくあこがれがあったのでしょうね。あ、これらは昭和の話です(汗。
で、「天使とダイヤモンド」のほうはコミック2巻のつづきが「それからどしたの?仔猫ちゃん」に入っているということで、探しているんですが古い本なのでみつかりません。そのかわり白泉社文庫になっている彼女の作品をブックオフで購入。「それから~」と「フラワー・デストロイヤー」。前者には5年ぐらい前の彼女の作品が収められているのですが、これが同じ人?というぐらい絵が変わっていてかなりなショック。昔の絵のほうが断然よかったのにー。
それから昔確実に読んでいる話なのにかなりの部分をわすれている自分に愕然とします。いやはや。
「天使」もまとめたのが白泉社文庫ででているそうなので、探して読みたいとおもいます。懐かし漫画が充実している漫画喫茶ってないかなあ。

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