富山紀行その1

善光寺・戸隠紀行のつづき。
北陸道黒部ICで降りて、今日のお宿というかキャンプ場の園家山(そのけやま)キャンプ場へ向かう。入善町の町営なのですが、なんとテント張り無料でペット連れ込みOKという好条件!黒部川の河口の砂地で、松林になっています。

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センターで申込書類を記入し、ゴミの説明を受ける。本来は町のゴミ袋を購入しなければいけないのだけど、自分たちは調理せずテントで寝るだけですと伝えると、ゴミはちゃんと持ち帰る約束で了解いだたきました。暗くならないうちにテントをさくさく張っていざ夕飯。
今晩はお寿司にしようと決めていたので、「氷見きときと寿司黒部店」へ直行する。まだ6時すぎなのにもう大行列なのを見て、これは当たりだなと確信したが、実際はそれをはるかに上回るおいしさでした。食べるのに夢中で写真はないんですが、ホタルイカ、ぶり、白魚、かつお、などなど大満足でした。知らない名前の魚もいくつかあった。地元の呼び方なのかな?回転寿司でこのクオリティはなんぞや!と相方と感動したものです。あと、シャリがおいしいのはやはり米どころのなせる技。とにかく強力おすすめです、きときと寿司。県外ナンバーの車もたくさんありました。
さて、お腹いっぱいになったところでお風呂をネットでさがしていたら、金太郎温泉というところがヒットしたので行ってみる。別館のカルナの湯が日帰り入浴施設で、駐車場降りた瞬間から硫黄の匂いが充満していて、効きそうだなと期待する。昼間なら露天風呂から立山連峰が見えるという露天風呂や、内風呂も強烈に硫黄(笑。なんせロッカーの鍵のステンレスが真っ黒になってて、アクセサリー類にはご注意と張り紙がしてあるほど。極楽気分でお風呂から出て、ちょうど地元魚津城のことをやってる「天地人」のラストだけみて、キャンプ場に帰る。この時点でもう善光寺行ったことは数日前のようなそんな気分。
いやー、いいとこだ富山!(つづく)

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善光寺・戸隠紀行その1

チームうららかのGW旅行は長野の善光寺御開帳をメインに、その後日本海へ出て富山は氷見まで行き、帰りは全線開通した東海北陸道で帰宅という日本中部回遊となりました。
まずは2日深夜12時ごろに伊勢湾岸自動車道に乗ってスタート。深夜、しかも片側3車線なのにかなりの交通量があって、やっぱり連休だわとこの先を覚悟したけれど、その後東海環状道路〜中央道〜長野道と進んでも渋滞はナシで拍子抜け。しかし、途中で休んだSAの混雑ぶりはすごかった。みなさん車止めて寝てるんですね。長野ICを降りて善光寺付近まで来たのが4時半ぐらい。しかしもう善光寺の駐車場は満車(汗。あきらめて近所のコインパーキングになんとか車を入れて、うららかを散歩させたり。5時半前に「お朝事(おあさじ)」という朝の御勤めが始まるので善光寺参道にいざ出陣。

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すでにこの混雑ぶり。ツアーや講の団体さんもいましたが、一家総出グループや若者グループもたくさんいました。すごいー!みんな善男善女やなぁ〜と感心しきりのわたくしでした。で、みなさん回向柱ではなく石畳に沿って整列してるので、なにがあるのかと思ったら、管主さまが本堂に御勤めに行かれる道中で、お数珠を頭に触れていただく「お数珠頂戴」という儀式があるのです。並んでいる人達は腰を屈めて、管主さまが手に持った数珠をぽんぽんと頭に当ててくださるのを待っているというわけです。
いまから並んでも無理そうなので、丁度空いていた回向柱に触れてお祈りしてきました。

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その後、「内陣見学」。御開帳されるのは御本尊に似せて作られているといわれる「前立本尊(まえだちほんぞん)」で、本当の御本尊は絶対秘仏といって、誰も見た事がないんですね。丑年と未年にこの前立本尊に宝庫からお出まし願うというわけです。内陣見学では畳敷きの内陣から拝むことができます。拝観券は500円。お朝事の読経を聞きながら、列に並ぶ。そうすると、お数珠頂戴を終わった人達が並び始めて、列がどんどん成長していくさまを眺めつつ、少しずつ前に進み、前立本尊の真ん前までついたのが7時前ぐらい。その頃、回向柱の行列は山門をはるか越えて仁王門ぐらいまで到達していたかも(恐。その後、わたくしは御朱印、相方は「お戒壇めぐり」という、御本尊真下の地下回廊を巡って、ご利益のある錠前を探り当てて秘仏の御本尊と結縁する、というある意味ホラー体験(鼻をつままれてもわからないぐらいの暗さらしい)に向かう。御朱印も、揮毫する人が7人ぐらいいるのに50人待ち!どこもかしこも大混雑の境内です。その後落ち合って、たまたま出くわした別の「お数珠頂戴」行列に参加して、お数珠をいただき手を合わせる。ラッキー。車に戻ったのが8時すぎで、もうこの時点で一日終わったような感覚。でも仲見世や土産物店以外は当然開店前なのだった。地酒などを買って次の目的地の戸隠に向かう(つづく)。

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瑞西・巴里紀行 5日目その1

シャモニの宿はこんなとこ。

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オーベルジュ・ドゥ・マノワールAuberge du Manoir(音が出ます)
サヴォワ州ぽい雰囲気のお宿です。オーベルジュというからにはレストランがあるのかとおもったら閉鎖中でした。若いめの英語しゃべるご夫婦?が迎えてくれました。
受付嬢もいらっしゃる。

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猫もいて、「アンタ、ちょっとドア開けて!」と何度か申し付けられましたよ(笑。部屋はかわいいのだけど、HPの写真が良すぎ(^^;; シャワーヘッドのフックがなくて使いづらかったが、トイレ別なのは○。そして野良Wi-Fiが捕まえられるのが◎!お世話になったわ~。
朝起きて朝食を食べにいったら、日本人の団体さん(平均年齢60代)の方々がいておどろいた。朝食の席は、すっかり仲良くなった奥様軍団の席からあぶれだした亭主たちが、バラバラとさびしげに食事をしていた。出掛けに、外でタバコ吸ってた男の人に話しかけてみたら、昨日日本を出発して初のお宿がここだったとか。「ちいさいところで驚きませんでしたか?」と聞いたら、やはり面食らったとのこと。そうだろうなぁ。

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さて、宿をでてエギーユ・ドゥ・ミディに徒歩で向かう。途中、このような像が街のあちこちにあって、皆モンブランを見上げていました。かつてたくさんの登山家に畏れられた、「魔の山モンブラン」なのです。
天気はイマイチ。切符売り場でモンブランマルチパスを購入。

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1日有効券を46ユーロ+デポジットで2ユーロ、計48ユーロで購入。Suicaと同じスマートカード仕様です。これでシャモニでの乗り物はだいたいカバーできます。

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こんなゴンドラに乗っていきます。

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下界がどんどん豆粒に~。

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途中乗換駅。もうね、激さぶいです。雪と霧で、視界不良。頂上駅に到着すると、

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これは本気登山の方々。ザイルやらアイゼンやらの重装備です。それにしてもアウトドアギアがほんまによく似合う、というか絵になるなぁ。とりあえずエギーユ・ドゥ・ミディの頂上までエレベータで登ってみる。エレベータボーイ(?)のグラサン兄ちゃんが激男前であった。

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すでに富士山よりも上ですばい。

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手すりにはこのような雪の塊がどんどん成長していた。強風のため、ツブも斜めにつく。視界ゼロだし、展望台からは降りて暖かいところに行く。

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おいしそー!でもユーロ圏にきたら、スイスよりも物価高なのを如実に感じた。このへんの食べ物も、円換算すると恐ろしい値段であった。

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ちょっと晴れ間が見えてきました。

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これ、さっきいた展望台を下から見上げたところです。幻想的~。

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この人たちはなにをしてるんでしょ?

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このゲートの先は

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さっきの重装備の方々が。このすぐ先から、登山アタックルートになっているのです。どこまでいくのか、豆粒のような人影が尾根沿いにずっと続いてました。

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ゴンドラ発着場も、ほんと崖っぷち。
(つづく)

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瑞西・巴里紀行 4日目その2

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氷河もおなかいっぱい堪能。動画でパノラマを見たい方はこちらをどうぞ。

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太陽の中性子研究で、名古屋大学地球環境研と日大と提携しているそうです。

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こんなくちばしの黄色いカラスが、観光客からのパンを狙ってました。
↓こちらも営業中。

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観光地によくあるアレですね。日本のおばちゃんも撮ってもらっていた。カメラマンのお兄さんは何ヶ国語しゃべれるんだろう、ってぐらい達者だった。

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帰りに乗った電車はこんなのでした。

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山をみながらハイキング、の人たち。たくさんいました。

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一番よく見えたマッターホルン。

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さらばマッターホルン、さらばスイス~。
さて、別のゴンドラにのって逆さマッターを見る予定にしていたのだが、天気がイマイチなので予定を変更して、このままシャモニ・モン・ブランChamonix Mont-Blancまで移動することにする。駅前のスーパーでお昼ご飯を買い込み、朝預けた荷物を受け取りにいくと、いくら呼んでも係の人の気配がない。どうもホームのはるか向こうで、荷物の仕分けかなんかやってて、受付がもぬけの殻ということらしい。とはいえ、電車の時間は迫っているわけで、この電車は1時間に1本しかないわけで、乗り遅れるわけにはいかないわけで。
同じ苦境に陥っている英語をしゃべるおねいさんとともに呼びまくるが一向に誰も来ない。そこでおねいさんと、「こうなったら引換証を机の上に置いといて、自分の荷物を持っていこう」とすばやく合意し、ハードルぐらいの高さの荷物受け渡しカウンターを跨ぎ&腹ばいで乗り越え、ほんの5m先に見えている自分の荷物をがしっと掴み、引換証を置いて脱出した。すで電車に乗ってた人からみたら、どこからみても泥棒だと思われ(汗。おねいさんとはお互いのグッジョブぶりを称えあい、すばやく電車に乗り込んで一息つく。13:30Zermatt発。

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というわけで一気におなかがすいたので車内でお昼にする。このスーパーのデリは、底に折り畳みのフォーク&スプーン、ナプキンが入っていてとても助かった。

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フィスプVispまで戻って、15:07発のICでシオンSion経由マルティニMartignyまで。この電車はジュネーヴ空港までいくのであった。このVisp駅もそうだけど、駅をリニューアルしてたり建設中だったりで、ピカピカのところが多かった。リッチだなぁ。

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Sion近辺はスイスワインの産地だそうで、ブドウ畑が延々と広がっていた。それと、このへんから車内アナウンスが独→仏の順から仏→独になった。フランス語圏に戻ったのね。
15:50Martigny到着。ここからモンブラン・エクスプレスMont-Blanc Exp.に乗って瑞仏国境を越えていくのです。しかし接続が良くなくて1時間弱の待ち時間がある。すると相方が「ぶらっと街の見学してくる~」と言うので、10分前に帰ってくる約束をして別れる。

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こんなかわいい電車が入線してくる。が、相方が帰ってこない。出発3分前を切り、これはダメかも?と電車に運んだ荷物も降ろして、ホームでイライラしながら待っていると、本当のギリギリに相方が走ってきた。あわてて荷物を再度持ち上げて、16:43に出発。遺跡を見に行ったら思ったより遠くて、これでも大慌てでダッシュで帰ってきたとのこと。この電車も本数がないんだから、本当に肝を冷やしたわ、もー。

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国境駅。パスポートコントロールなしなのがちっと残念。渓谷をゆったりと移動して、シャモニ・モン・ブラン駅Gare Chamonix Mont-Blancに到着。今日は電車に何時間乗ったんや!ってぐらいの大移動もなんとか無事終わる。

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瑞西・巴里紀行 4日目その1

今日は大移動の日。電車を3本乗り継いでツェルマットZermattまで、そこから登山列車に乗ってマッターホルンMatterhornを見る展望台に行きます。Interlaken Ost駅を6:02発の電車に乗るため、5時40分ぐらいにホテルを出る。庭にいたおじさんに鍵を渡すと、「ランチボックスだよ」とずっしりと重い包みを渡してくれました。

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ICE(国際特急)に乗ってシュピーツSpiezに6:20着。この電車はドイツまでいくのでDeutsche Bahnの車両でした。

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電車待ちをしてたら、こんな貨物列車を発見。これ、ぜーんぶアルファロメオ!さすがオイローパ、という光景でした。6:38発ICに乗り、先ほどの包みを開けてみると

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重いはずだわ(汗。↑これで一人分ですから。朝ごはんだけじゃなくて、昼までまかなえそうなボリュームにお菓子やフルーツまで。ちなみに昨日の朝食にはお菓子はなかったです(笑。

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車内販売のワゴンの上にラヴァッツァLavazzaのコーヒーメーカーが鎮座していた。面白かったので、おにいさんに断って写真を取らせてもらう。このコーヒーを飲みつつ、おいしく朝食をいただきました。
ブリークBrig着7:42。ここでMatterhorn Gotthard Bahnに乗換え。

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Brig発8:05h発。渓谷をゆっくり走りつつZermatt駅に9:24到着。ふとみると、氷河特急Glacier Expressがホームにいたので激写。世界一遅い特急として知られ、サンモリッツSt.MoritzからZermattまでの景勝地を結ぶ、スイス的魅力満載の電車です。いつか乗ってみたい。

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日本人は1等、いわゆるヨーロピアンは2等、という印象。駅で荷物2つを預かってもらい(5CHF)、身軽になる。
ここはガソリン車が入れない街なので、ちっこい電気自動車が走っています。

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ここでゴルナーグラート展望台へのチケット購入。スイスパスを見せて往復36CHF。大体40分ぐらいでゴルナーグラート展望台Gornergratに到着。

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天文台とホテルの建物です。こういう山岳ホテルをクルムホテルといいまして、電車が他の客を乗せて帰った後の静かな環境で、日の出や日の入りをゆっくりと眺められるのです。うーん、素敵。

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ホテル側から見たマッターホルン。

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日の当たるところは暖かくて、ユングフラウヨッホよりも過ごしやすい。こうして遠くマッターホルンを眺める感覚が、日本で富士山を見るときと似ていて、こちらの展望台のほうがわたくしは好きです。
(つづく)

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瑞西・巴里紀行 3日目その2

LauterbrunnenからミューレンMürrenに向かうには2パターンあって、ポストバスと呼ばれる黄色いバスか、ロープウェイと登山列車を乗り継いでいくかなのだが、スイスパスで無料のバスのほうは時間が1時間に1本ときた。なのでスイスパスが有効とは書いてなかったけれど、所用時間も短いロープウェイのほうに向かう。チケット窓口で一応パスを見せてみると、これで乗れると言われる。おお、ラッキー!

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2006年12月にできたばかりのロープウェイでした。これでグリュッチアルプGrütschalpまで行って登山電車に乗り換えてMürrenまで。こっちもスイスパスでOKだった。「歩き方」の情報、アップデートされてないぞ~。
ここの電車と駅がえらくかわいかった。

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駅前の広場からはこんな眺めが。

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雲がかかっているのが残念だったわ。ここらへんで空腹もピークになってきて諍いが増えてきた(笑)ので、駅の目の前のホテルのテラスで食事してる老夫婦のメニューを見て即決、同じものを食べることにする。

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このチーズハンバーガーはとにかくおいしかった!スープはちょっと塩気が強い(全般的にそう)けれど、寒い体が暖まってとてもよかった。ソーセージはもうハズレなしだし(笑。かなり人心地がついたのであった。
天気がよければここからシルトホルンSchilthornまで登るのだけど、雨もぱらついてきたことだしInterlakenまで戻ってブリエンツ湖Brientzerseeの遊覧船に乗ってみることにする。Mürrenは車も走っておらず、のんびりとして良いところであった。地味だけれども落ち着く村で、とっても気に入りました。
さて、Interlaken Ost駅にたどり着き、駅前広場とは逆方向に向かう。駅の地下道をフネの絵の表示どおりに行って階段を登ると、すぐ目の前に遊覧船がいた。

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なかなかキレイなおフネじゃあーりませんか。わくわく。スイスパスで無料なので、早速乗り込む。船内も新しくて広くて、お客さんもたくさんいた。こちらはアジア人率低し。

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わんこ連れもちらほら。乗ったらすぐ出港でした。

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まずは川から湖方面に向かう。対岸にはこんなふうにボートハウスつきのおうちがたくさん。なんかハイソなかんじ。それからこのへん全体に言えることだけど、水が石灰分を含んでいるのか、ちょっと白っぽいのだ。湖は青く見えるけど、山の中の小川なんて米のとぎ汁状態だった。日本は水が澄んでいるから、こんなものなのかと驚いた。でもスイスの水道水はちゃんと飲めて、おいしかったです。

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絵に描いたような(何度このフレーズを使ったことか)美しい景色を眺めながら、フネはしずしずと湖を滑っていく。ただひとつ、悪ガキどもの罵声がなければ...。にっこり手を振る岸部の人にドイツ語で失礼な言葉(推測)をバンバン浴びせかけて大ウケしているガキども(男女5-7人ぐらい)がいたのだ。それも、最初は自分たちから手を振って、相手がそれに答えたところでやってんの。もう最低だった。注意されてもやめないしね。不快なので離れたところにいたんだけど、うち一人とばったり行き会ってしまって、そいつがわたくしに向かって「ちゃーんちゅーんちょーん!」って叫ぶのよ。「は?」ってかんじでその男の子の顔を見たら、ひとりでどっと笑いだしたのでやっと気づいたよ。わたくしを中国人と思ってバカにしてるってこと。声をださずに「ばーか」と言ってさっさと離れたけど、その悪ガキメンバーもざっとみたところトルコ系とか中近東系が多くて、ヨーロッパで居場所がなさそうな子たちだなと。不快だったのでトップデッキ(1等)に登って、顔をあわせないようにした。

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山の上は雲がかかっているけれど、フネの上はとっても天気が良くて、日焼けを気にするほどでした。

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これはどうやらTVの撮影らしい。カヌーの人は上流からこの垂直の滝を下ってきたのか?と驚いた。デッキから船尾方面を見下ろすと

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なんだありゃ?ってことで現物を確かめにいく。

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なんか不気味な人形が(笑。牛飼いさんと牛なんだろうけど、どうみても牛に追い詰められている。「話せばわかる」って台詞がお似合い。

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牛の目も怖すぎ!謎のオブジェであった。
てなことをしているうちにブリエンツ港が見えてきた。

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(つづく)

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瑞西・巴里紀行 2日目その2

電車はツヴァイジンメンZweisimmenというところでMOB鉄道(狭軌)からBLS鉄道(標準軌)に電車が乗換えになります。ここから車内アナウンスが独仏英の順番になる。MOB鉄道では仏独英でした。ドイツ語圏内に入ったんだなーと実感。でも車掌さんは基本的にどこでも「ボンジュール」「メルシー」でした。

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山が途切れて、今度は湖沿いを走ります。シュピーツSpiezをすぎたところのトゥーン湖Thunersee。

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水着で日光浴したり、パラグライダーで飛んでる人がたくさんいました。

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そしてインターラーケンオスト駅InterlakenOst Bahnhofに到着(Ost=東。西はWest)。今夜のお宿はここから徒歩5分ほど(のはず)のところ。

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ホテル・デュノルドHotel Du Nord。フィンランド航空のマイル会員向け特別オファーで、1泊16000円のバウチャーを持って宿泊。HPに載ってるレートより激安だったけれど、部屋もそれなり。個人旅行は自分で荷物を持たなきゃいかんので、駅から近くてお手ごろなところを選択したつもり。前にある公園からは

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こんな景色が!どんどん期待が高まります。荷物を置いてとりあえず駅に戻る途中に、

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日本庭園が。滋賀県大津市とインターラーケンは姉妹都市で、大津市から贈られたというプレートがあった。錦鯉が「ったくやってらんねーぜ」といった風情で、石橋の下に引き篭もっていた。このすぐ横のホテルインターラーケンを希望していたのだが、満室でNGだった。ベストウェスタン系はどこでもネット環境完備がデフォルトなのだ。デュノルドはWi-fiがないのが残念でした。
駅前にどーんとCOOP(スーパー)を発見したが日曜でお休みでした。上のセルフレストランがやっていたので、ここでさくっと昼食をとる。

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ソーセージうまーい!満腹になったところで駅の窓口に行き、ユングフラウヨッホ駅Jungfraujochまで往復二人で、とスイスパスをだしつつ言うと、おねいさんが時刻表にマーカーを引きながら「今からだと、14:20分発のに乗ってユングフラウヨッホに到着するのが16:31、ユングフラウヨッホ発最終が18:05だから一時間半ぐらいしか滞在できないわよ?それでいいの?」と心配してくれる。しかし明日は天気が崩れるとの予報だったので、今日行くしかあるまい、ってことで、それでもOKと返答すると「じゃあ一人108CFで二人分で216CF」と切符をくれた。しかし高いな(-_-;;

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こんな電車でラウターブルンネンLauterbrunnenまで行きます。グリンデルワルトGrindelwaltも同じ電車で途中駅で前後が切り離されていく仕様になっており、ホームにも注意書き、アナウンスもその旨ちゃんと言ってくれます、三ヶ国語で(笑。

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氷河に向かってごーごー。

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ラウターブルンネンからはこんな電車に乗り換え。これでクライネシャイデック駅Kleine Scheideggまでまた登っていきます。

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ちっちゃく写っている赤いのがこの先に乗る電車。

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クライネシャイデック駅。もう空気が薄い~。
(つづく)

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瑞西・巴里紀行 2日目その1

朝6時起床。天気予報を見ると明日からは雨マークが。ちょっと予定を変更するべきか。7時すぎにチェックアウト。フロントには日本人女性スタッフがいました。ここでフロントの仕事をするということは日仏独英と伊語あたりはできないといかんとおもうのだが、すばらしい。コルナヴァン駅まで歩いて、窓口に今日から使うスイスフレキシーセーバーパスとパスポート二人分を出してヴァリデーションをしてもらう。係りの人が名前を照合して、パスポート番号と今日の日付を記入してスタンプ押してもらって終了。これで任意の3日間は電車乗り放題、そして1ヶ月間は割引特典が受けられます。朝食にパンとコーヒーを指差しフランス語で買って(笑、7:45発のローザンヌLausanne行でGehen wir!

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つい「世界の車窓から」テーマソングをハミングしてしまう(笑

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ローザンヌ駅

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SBBのInterCity用の車両はこんなかんじ。
乗り換えてモントルーMontreux着8:59。モントルーに到着するすぐ前の駅がヴヴェイVeveyというのですが、Nestleのマークが入った建物群がたくさんあって、あとで調べたらネスレの本拠地なのでした。結構こじんまりしたとこです。ここまではレマン湖を縁取るように東に走ってくるルート。この先はモントルー発のゴールデンパスラインGoldenpasslineという景勝地を走る列車に乗るのですが、その前にちと寄り道。

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湖畔に佇むこの銅像は誰?

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フレディ・マーキュリーその人でした。マイクもちゃんとスタンドなしのフレディ仕様。駅から少し歩きますが、遊歩道になっているのでクイーンファンの人はぜひ(笑。ただ、駅と遊歩道の間が3階建て分ぐらいの段差があり、しかもエスカレーターが壊れていて荷物持って大変でした。地図では段差はわからないからねぇ。駅前では

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なんかマラソンレースが開催中。彼らのスタートを拍手で見送ってからいざゴールデンパスラインへ。

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こんな電車です。パノラマ席は要予約。わたくしたちは普通の席へ。すると

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こ、これは!

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バーニーズマウンテンドッグ2頭を連れたご夫婦がわたくしたちの前方にやってきた!めちゃめちゃびっくり。この先もいろんな電車内で犬連れをみましたよ。基本的に犬は乗せてOKなのね。ま、この子たちはでっかいからか、ご夫婦はガラ空きの1等に乗ってきたと思われ。大体床に伏せておとなしくしていた。

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9:50発。右下のほうにモントルーの街が見えました。電車は斜面をジグザグにぐいぐいと登っていくのであった。レマン湖が本当に美しかった。

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家の軒先かすめてどんどん電車は山間を進みます。
(つづく)

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瑞西・巴里紀行 準備編

さて、やっとこ旅のレポートのはじまりはじまり~。
まずこの旅の基本目的は

・山を見て和む
・いろんな電車に乗る

のふたつ。相方のリフレッシュ休暇であるため、奴の希望がテーマとなった。行き先は「山ならスイスだろう」でスイス、あとできればTGVに乗ってパリ、というルートでいこかなーとぼんやり考える。前から乗りたいと思っていた、「ヨーロッパ最速」をうたい文句にしているフィンランド航空の正規割引運賃「ムーミン42」を、3月頭に早々と抑えたところでなぜか余裕かましてしまって気がついたらもう旅行1ヶ月前も目前、となったところであわてて旅程を決定。

一日目
  名古屋→ヘルシンキ→ジュネーヴ(泊)
ニ日目
  ジュネーヴ→モントルー→インターラーケン(泊)
三日目
  インターラーケンを中心にベルナーオーバーラント観光
四日目
  インターラーケン→ブリーク→ツェルマット(マッターホルン
  観光)→フィスプ→マルティニ→(国境越え)→シャモニ・
  モン・ブラン(泊)
五日目
  シャモニ・モン・ブラン観光
六日目
  シャモニ・モン・ブラン→アヌシー→(TGV)→パリ(泊)
七日目
  パリ観光
八日目
  パリ→ヘルシンキ→
九日目
  名古屋着(朝)

自分で組んでてギリギリだなとは思ったけれど、「アイガー・メンヒ・ユングフラウ三山」「マッターホルン」「シャモニ・モン・ブラン」を全部みてTGVも乗る、となるとこれしかあるまい。
日本でやった準備は

・電車の時刻表調べ&プリントアウト
・スイスフレキシーセーバーパス3日間1等2名分購入
・ジュネーヴ1泊、インターラーケン2泊、シャモニ・モン・ブラン
 2泊、パリ2泊のホテル手配
・TGVの予約

など。鉄道パスはHISにて丁度5%オフのセール中でちょっとお得でした。ホテルはまずはいろんなホテル予約サイトの説明や利用者ランキングなどを熟読して、かつ一番安いレートのをブック。
とてもお世話になったサイト

スイス政府観光局
グリンデルワルト日本語観光案内所
地球の歩き方
シャモニ観光オフィシャルサイト(英語)
スイス国鉄(SBB)
フランス国鉄(SNCF)
ドイツ国鉄(DB)

ドイツに行ったわけでないのになぜドイツ国鉄?それは、SBBよりもSNCFよりもDBが一番きっちりしているから。SNCFで6/9に時刻表改定があるとかで、マルティニ→モンブラン間の時刻が全然検索できず。それにひきずられてたかSBBもトンでもないルートをだしてくるし。そんな中、DBだけが途中停車の駅名まできっちり表示してくれたのでした。さすが!ドイツ万歳!
(つづく)

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なんとか

日本に帰れることになりました。
結局昨日のシャルル・ド・ゴール空港に逆戻りです(-_-;;
そこからJAL便に振りかえられて名古屋にいけるとのこと。ほかの人は大阪着や東京着になる人もいるし、もう1泊しなきゃならない人(おもにツアー)もいて、もうフィンエアーの手際の悪さに怒り爆発です。ぎゃーぎゃー文句いったら13ユーロのバウチャーを2枚くれたので、それでカフェでごはん食べております。次回はきっと日本からアクセスできますように...。

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