LauterbrunnenからミューレンMürrenに向かうには2パターンあって、ポストバスと呼ばれる黄色いバスか、ロープウェイと登山列車を乗り継いでいくかなのだが、スイスパスで無料のバスのほうは時間が1時間に1本ときた。なのでスイスパスが有効とは書いてなかったけれど、所用時間も短いロープウェイのほうに向かう。チケット窓口で一応パスを見せてみると、これで乗れると言われる。おお、ラッキー!
2006年12月にできたばかりのロープウェイでした。これでグリュッチアルプGrütschalpまで行って登山電車に乗り換えてMürrenまで。こっちもスイスパスでOKだった。「歩き方」の情報、アップデートされてないぞ~。
ここの電車と駅がえらくかわいかった。
駅前の広場からはこんな眺めが。
雲がかかっているのが残念だったわ。ここらへんで空腹もピークになってきて諍いが増えてきた(笑)ので、駅の目の前のホテルのテラスで食事してる老夫婦のメニューを見て即決、同じものを食べることにする。
このチーズハンバーガーはとにかくおいしかった!スープはちょっと塩気が強い(全般的にそう)けれど、寒い体が暖まってとてもよかった。ソーセージはもうハズレなしだし(笑。かなり人心地がついたのであった。
天気がよければここからシルトホルンSchilthornまで登るのだけど、雨もぱらついてきたことだしInterlakenまで戻ってブリエンツ湖Brientzerseeの遊覧船に乗ってみることにする。Mürrenは車も走っておらず、のんびりとして良いところであった。地味だけれども落ち着く村で、とっても気に入りました。
さて、Interlaken Ost駅にたどり着き、駅前広場とは逆方向に向かう。駅の地下道をフネの絵の表示どおりに行って階段を登ると、すぐ目の前に遊覧船がいた。
なかなかキレイなおフネじゃあーりませんか。わくわく。スイスパスで無料なので、早速乗り込む。船内も新しくて広くて、お客さんもたくさんいた。こちらはアジア人率低し。
わんこ連れもちらほら。乗ったらすぐ出港でした。
まずは川から湖方面に向かう。対岸にはこんなふうにボートハウスつきのおうちがたくさん。なんかハイソなかんじ。それからこのへん全体に言えることだけど、水が石灰分を含んでいるのか、ちょっと白っぽいのだ。湖は青く見えるけど、山の中の小川なんて米のとぎ汁状態だった。日本は水が澄んでいるから、こんなものなのかと驚いた。でもスイスの水道水はちゃんと飲めて、おいしかったです。
絵に描いたような(何度このフレーズを使ったことか)美しい景色を眺めながら、フネはしずしずと湖を滑っていく。ただひとつ、悪ガキどもの罵声がなければ...。にっこり手を振る岸部の人にドイツ語で失礼な言葉(推測)をバンバン浴びせかけて大ウケしているガキども(男女5-7人ぐらい)がいたのだ。それも、最初は自分たちから手を振って、相手がそれに答えたところでやってんの。もう最低だった。注意されてもやめないしね。不快なので離れたところにいたんだけど、うち一人とばったり行き会ってしまって、そいつがわたくしに向かって「ちゃーんちゅーんちょーん!」って叫ぶのよ。「は?」ってかんじでその男の子の顔を見たら、ひとりでどっと笑いだしたのでやっと気づいたよ。わたくしを中国人と思ってバカにしてるってこと。声をださずに「ばーか」と言ってさっさと離れたけど、その悪ガキメンバーもざっとみたところトルコ系とか中近東系が多くて、ヨーロッパで居場所がなさそうな子たちだなと。不快だったのでトップデッキ(1等)に登って、顔をあわせないようにした。
山の上は雲がかかっているけれど、フネの上はとっても天気が良くて、日焼けを気にするほどでした。
これはどうやらTVの撮影らしい。カヌーの人は上流からこの垂直の滝を下ってきたのか?と驚いた。デッキから船尾方面を見下ろすと
なんだありゃ?ってことで現物を確かめにいく。
なんか不気味な人形が(笑。牛飼いさんと牛なんだろうけど、どうみても牛に追い詰められている。「話せばわかる」って台詞がお似合い。
牛の目も怖すぎ!謎のオブジェであった。
てなことをしているうちにブリエンツ港が見えてきた。
(つづく)
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